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WASEDAものづくりプログラム 2012

ローム株式会社との連携教育プログラム

「WASEDA ものづくりプログラム 2012」結果報告

本学理工系学生を対象に、独創的なアイデアを形にするための「ものづくり」企画を募集し、選考された企画の中か教職員の指導・サポートのもと、アイデアを形にする「WASEDAものづくりプログラム2012」を開催いたしました。

この「WASEDAものづくりプログラム」はローム株式会社のご協力のもと、参加学生が知識と技術を融合させる「ものづくり実習」を体験することや教職員との交流を通して、通常の授業とは違う教育効果を期待するものです。

今年度は15件の企画応募があり、書類審査を経て11件が最終審査へと進みました。最終審査では各チーム7分のプレゼンと3分の質疑を行い、企画の独創性、製作物の技術レベル、完成度、問題解決力、プレゼンテーションの内容について審査を行いました。


【ものづくり大賞】

【ものづくり大賞:奨学金15万円】

~Robotics+Lighting Jellie~
遠藤寛士(総合機械工学科B4)

生活に自然に溶け込む、クラゲをイメージした新たな照明を作成しました。薄く均一な面発光素材で、折り曲げ可能な無機EL材を用い、アクチュエータで発光面自体を曲げることにより、近未来的な居住環境を演出します。

【アイデア賞】

【技術奨励賞:奨学金10万円】

~House Bird Project~
正沢道太郎(情報理工学専攻M1)

室内を自由に飛び回る鳥(House Bird)を作成しました。室内飛行に特化したダグテッドファンを4つ用いたクアドロヘリコプタを想定しており、高い安全性能と、細かな飛行性能を実現しました。

【奨励賞】

【奨励賞:奨学金5万円】

~エコな食卓~
木村健(機械科学専攻M2)

カップ麺の捨てられるお湯がもったいないという発想から、吸収冷凍機の原理を導入して温水により飲用水を冷却する小型装置を作成しました。透明なポリカーボネートのため、沸騰凝縮現象を視覚的にとらえることができます。

【奨励賞】

【奨励賞:奨学金5万円】

~くつ型体重計~
今田宗介(総合機械工学科B4)、木村洋介(総合機械工学科B4)

常に健康を意識できるよう、靴の底に圧力センサを導入した、靴型体重計を作成しました。今後の課題として、より高精度に体重を測定できるシステムの構築が望まれます。


この他にも、Shifterを制作した澤将之介さん(総合機械工学科B1)、Quad Tilt Wing Rotorを制作した兒玉拓磨さん(総合機械工学科B2)が、それぞれ特別賞を受賞しました。

受賞者と審査員一同

受賞者と審査員一同 (2013.03.15)