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思い入れのあるリュックを修理する ~ パーツの交換

思い入れのあるものが壊れてさみしい気持ちになったことはありませんか?
「そうだ、ものづくり工房で直そう!」
本体は傷んでないのにちょっとしたパーツが壊れた程度であれば自分で修理してみてはいかがでしょう。
今回はリュックの一部を修理した一連の流れを紹介します。


手芸店にて修理に使うパーツを手に入れる。

リュックのベルトにつながっているパーツが外れぶらぶらとしています。見た目のバランスを考えてどちらも外していましたが、やっぱりもとに戻したい。「そうだ、ものづくり工房で直そう!」これがこの物語の始まりです。

家の近所にある手芸用品店に行ってみたところ、あるある「壊れた部分にそっくりなパーツ」。おっ、しかも結構、安いじゃないか(やる気が出てきた!!)。それに、種類もたくさんある。

カシメを使うには治具(ジグ)も必要なのかぁ。カシメのサイズに合ったのを買おう。ということで、カシメのフタと足、打ち棒を購入。ハンマーで叩いて取り付けることもできますが、カシメの頭が平らになってしまいます。半球形のカシメをよいカタチのままカシメるには、それにあった打ち棒が必要です。玉カシメはいくつも入って150円~300円程度、打ち棒は300円~500円程度で購入できるのでデザインに合ったものを買ってしまいましょう。

ものづくり工房にて。

さぁ、用意したパーツを持って、工房へGO!もともとの穴を活かしてキリ(工房にあります)で裏地まで穴を貫通させ、カシメ(足側)を通します!


カシメ(頭側)を乗せ、専用の打ち棒を使って叩きます!
結構しっかり叩きましょう!


できあがり。


ほうら、このとおり!! カシメの玉が上部より少し大きいのも、少しオシャレ?
立派に修理が完成しました! これでまた大事に使えます。

このカシメの方法。革細工にも応用できます。カシメの頭だけを好きなデザインに変えることもできます。さて、次はどんな加工をしてみようかな。

(担当:H.H(工房スタッフ)/2017年2月24日)