ホームプロジェクト情報WASEDAものづくりプログラム2016

WASEDAものづくりプログラム2016

ローム株式会社との連携教育プログラム

「WASEDAものづくりプログラム2016」結果報告

本学理工系学生を対象に、独創的なアイデアを形にするための「ものづくり」企画を募集し、選考された企画の中か教職員の指導・サポートのもと、アイデアを形にする「WASEDAものづくりプログラム2016」を開催いたしました。

この「WASEDAものづくりプログラム」はローム株式会社のご協力のもと、参加学生が知識と技術を融合させる「ものづくり実習」を体験することや教職員との交流を通して、通常の授業とは違う教育効果を期待するものです。

今年度は、最終審査において10チームが7分のプレゼンテーションと3分の質疑を行い、企画の独創性、製作物の技術レベル、完成度、問題解決力、プレゼンテーションの内容について審査を行いました。


【ものづくり大賞】

【ものづくり大賞:奨学金5万円】

~半自動カップ容器オープナー”アオック”~
髙桑 聖仁(総合機械工学科 B2)

筋力が落ちた高齢者は、ゼリーのフィルムをはがすことも困難であるという話を聞きそれに対応したデバイスの研究はこの社会に求められていると考えました。使用者のフィードバックを元に複数回改良を重ね、この形状になりました。

【技術奨励賞】

【技術奨励賞:奨学金2万円】

~自在絵具~
等力 桂(表現工学科B3)、沼田 俊之(表現工学科B3)

光の三原色であるRGBを色の三原色CMYに変換する装置です。 LEDを見ながら光の三原色のRGBの3つのフェーダを操作して色を”混ぜ合わせ”ることができます。 ボタンを押すと、RGBの値は色の三原色のCMYの値に変換され、モータによって制御されている白色を含む4色分のシリンジから絵具が注出され、最後に絵具を混ぜ合わせることで色が完成します。

【技術奨励賞】

【技術奨励賞:奨学金2万円】

~Maternal Orb~
舘石 藍(基幹理工学部学系ⅡB1)

「留守番中の子供と職場で働く親のコミュニケーションを媒介する装置」というコンセプトのもと作品を制作しました。カメラやマイクを搭載し、宅外からの通話や、スマートフォンでカメラ映像を取得する事ができます。 24枚のアクリル板を積重ねた透明なボディーを36個のフルカラーLEDで照らすことで多彩な表現が可能です。

【アイディア賞】

【アイディア賞:奨学金1.5万円】

~アニメーションマスク~
松田 剛(基幹理工学部学系ⅠB1)

私はアニメーションマスクを作りました。コンセプトを実現するために素材を見つけるところから始めました。 作品のメインである有機ELが市販向けに売り出されてなかったので企業の方に連絡して利用させて頂きました。 また電子工作の経験が全くなく初めてのことばかりで、技術面で多くの方からアドバイスを頂きました。 この度は地域の皆さん、工房の職員さん、先輩方のアドバイスがあったおかげで形にすることができました。

【特別賞】

【特別賞:奨学金1万円】

~ハエ取りスパークver.2~
ズャーリッチ 和樹(総合機械工学科B2)

熱でハエをおびき寄せ、放電によって仕留めるというハエ取り機を作りました。 放熱装置ではPIDによるフィードバック制御を行い、放電装置ではコッククロフトオルトン回路による昇圧回路をマイコンでon-off制御しています。

【特別賞】

【特別賞:奨学金1万円】

~ファン・タジック~
黒澤 蓮(機械科学・航空学科B3)、西條 瑞織(機械科学・航空学科B3)、黄 平(機械科学・航空学科B3)、郭 涵(機械科学・航空学科B3)

世界からのストレス根絶を目標に、どうすればストレスを消し去れるかを考えた結果、我々は音楽という結論にたどり着きました。 その音楽をpcのファンで奏でるため打楽器型、笛型、ボトル型の三つの楽器を考案しました。 またそれらをpcのキーボードを鍵盤に見立て、同時に演奏することができるインターフェースを用意しました。

受賞者と審査員一同

参加者と審査員一同 (2017.03.17)