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WASEDAものづくりプログラム2017

ローム株式会社との連携教育プログラム

「WASEDAものづくりプログラム2017」結果報告

本学理工系学生を対象に、独創的なアイデアを形にするための「ものづくり」企画を募集し、選考された企画の中か教職員の指導・サポートのもと、アイデアを形にする「WASEDAものづくりプログラム2017」を開催いたしました。

この「WASEDAものづくりプログラム」はローム株式会社のご協力のもと、参加学生が知識と技術を融合させる「ものづくり実習」を体験することや教職員との交流を通して、通常の授業とは違う教育効果を期待するものです。

今年度は、最終審査において10チームが7分のプレゼンテーションと3分の質疑を行い、企画の独創性、製作物の技術レベル、完成度、問題解決力、プレゼンテーションの内容について審査を行いました。


【ものづくり大賞】

【ものづくり大賞:奨学金5万円】

~教えて!リュックくん~
下村 優太(表現工学科B3)、鳥島 亮太(表現工学科B3)

駅のホームでの転落事故を防ぐために、この装置を作りました。ニューラルネットワークを用いて画像処理をして、骨伝導イヤホンに音を出力し、線路のある方向を知らせてくれます。 普段使いできるように、リュックのポケットに装置を入れることができるのがポイントです。

【技術奨励賞】

【技術奨励賞:奨学金2万円】

~HOME CANYON~
千葉 一磨(表現工学科B4)、田中 剛史(表現工学科B3)

「ユーザーが入力した任意の時間を測レル砂時計」を制作しました。具体的には、4つの砂時計をモータで回転させるタイミングと回数を制御し、組み合わせることで実装しました。 本作品を、砂が落ちる様子が自然界の渓谷で見られる砂の滝と似ていることから、自宅で鑑賞できる渓谷、”HOME CANYON”と名づけました。

【アイディア賞】

【アイディア賞:奨学金1.5万円】

~脳波リモコン~
松田 剛(基幹理工学部数学科B2)

今回のプログラムで「脳波リモコン」という自分の念でテレビを動かす新しい端末を作りました。 今私たちが使っているスマホのような端末は今後残らないと思い、時代を先駆けてこの作品を企画しました。 作品はコンセプト通りにテレビのON・OFF、チャンネルを選局する機能を持ちます。

【特別賞】

【特別賞:奨学金1万円】

~ことばのあや~
金村 杏美(表現工学科B3)

読書中の「頭の中の景色」を、外部へと抽出したいと考え、「言葉(文字)」を「文(光・色)」に変換する装置を製作しました。 OCR(光学的文字認識)を用いて、カメラに写した紙面上の文字を読み取り、それらの単語から連想される色を、フルカラーLEDで表示します。

【特別賞】

【特別賞:奨学金1万円】

~寝かせてくれないインテリア~
松本 昇(表現工学科B3)

生活習慣の改善のた めに、定時に必ず起こせる目覚まし時計の製作を目標とした。 そのためにアラームを手動で止められない、目覚まし時計が自立して動作して人が寝床にいる限り鳴りやまないといった仕組みをカメラ、神経回路モデル等を用いて実装した。 壁に掛けるインテリア風のデザインで、生活に溶け込める作品になった。

受賞者と審査員一同

参加者と審査員一同 (2018.03.16)