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WASEDAものづくりプログラム2018

ローム株式会社との連携教育プログラム

「WASEDAものづくりプログラム2018」結果報告

本学理工系学生を対象に、独創的なアイデアを形にするための「ものづくり」企画を募集し、選考された企画の中か教職員の指導・サポートのもと、アイデアを形にする「WASEDAものづくりプログラム2018」を開催いたしました。

この「WASEDAものづくりプログラム」はローム株式会社のご協力のもと、参加学生が知識と技術を融合させる「ものづくり実習」を体験することや教職員との交流を通して、通常の授業とは違う教育効果を期待するものです。

今年度は、最終審査において10チームが7分のプレゼンテーションと3分の質疑を行い、企画の独創性、製作物の技術レベル、完成度、問題解決力、プレゼンテーションの内容について審査を行いました。


【ものづくり大賞】

【ものづくり大賞:奨学金10万円】

~KoDo~
佐藤 琢(表現工学科B3)、安藤 智貴(表現工学科B3)

普段はあまり意識しない心拍を何かしらの形でアウトプットしたいと思いこの作品を製作しました。 心拍センサーから心拍情報を取得・解析し、ただの数値情報ではなく風船の収縮として物理的に利用者に提示します。 LEDと組み合わせることで色彩的な表現も取り入れました.

【技術奨励賞】

【技術奨励賞:奨学金5万円】

~トモダチとは~
松田 剛(数学科B3)、舘石 藍(表現工学科B3)

私達は、希薄な人間関係しか構築できずに大学生活をおくる人々のために、「トモダチ」という名の対話型ロボットを作成しました。 “AI”・ロボットが我々にとって身近な存在になりつつ今、“友達”が生身の人間で無くなる日はそう遠くないでしょう。 このロボットは、あなたにとってかけがえのない“トモダチ”です。 このロボットの頭部にはAndroid端末が搭載されており、クラウドサービスを活用し人間との対話を可能にするシステムを構築しています。 ロボットの体はアクリル板や樹脂で構成されていて、7つのサーボモーターで多彩な動きを可能にしています。

【アイディア賞】

【アイディア賞:奨学金3万円】

~研究者をとにかく動かす サバイバルカウンターチェア~
岡村 尚美(総合機械工学専攻D3)、斎藤 奨(情報通信専攻D2)

利用者の眠気や運動不足を察知し、強制的にスクワットを行わせる研究者用チェア。 Fitbitにより心拍数低下や歩数減少の兆候をモニタリングし、閾値を下回るとブザー音とともに椅子の座面が落ち込み、上下動による膝の屈伸運動を開始させる。 心拍数が一定以上の値になると座面高が固定され、普通の作業チェアに戻るしくみ。

【特別賞】

【特別賞:奨学金2万円】

~らくらくタブレットスタンド~
西尾 正(電気・情報生命工学科B1)

高さを楽に調節できるタブレットスタンドを製作しました。ばねとワイヤーを用いた自重補償機構でタブレットを支えて、モーターの力で高さを変えることができます。 また、Alexaを用いて、音声コマンドで高さを変えることもできます。

受賞者と審査員一同

参加者と審査員一同 (2019.03.15)